自作パソコンを公開サーバにしてWordPressサイトを立ち上げた(構築編③)

サーバー構築記

1.WordPressのインストール

無事にWebサーバが立ち上がっただろうか。やっと本題のWordPressのインストール手順の説明となる。WordPressはyumでパッケージ管理は出来ずダウンロードソフトウェアであるwgetを使って手動でインストールしなくてはならない。

yum install wget

続いて、日本語版WordPressの最新データをダウンロードをする。保存場所を/tmpにするため、あらかじめカレントディレクトリを移動させておく。
※ここから都合によりTera termでの画面に変更している

cd /tmp
wget https://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz

ダウンロードが終わったら、データを展開してhttpのドキュメントルートに配置しよう。その際にデータの所有者変更もしておこう。(https://hogehoge.com/wordpress/ というURLになる)

tar xfvz latest-ja.tar.gz
mv wordpress/ /var/www/
chown -R apache:apache /var/www/wordpress/

これでWordPressの配置は完了だ。あとはApacheの設定でWordPressをDocumentRootに設定するため、httpd.confを編集する。

vi /etc/httpd/conf/httpd.conf

そして、下記の内容を最後尾にでも追記しておこう。

DocumentRoot "/var/www/wordpress"
<Directory "/var/www/wordpress">
 AllowOverride All
</Directory>

これで、一旦Apacheを再起動して、自分自身のサイトにアクセスすれば、WordPressのセットアップを開始できるようになる。

systemctl restart httpd

何かするたびにサービスの再起動が必要になることが多い。そのたびにこのsystemctlコマンドを使うことになるだろう。

余談だが、すぐに再起動したければrestartでいいが、止めてから作業する方が安心だという人はstopして、その間作業をして、準備ができたらstartという手順を踏むのがシステム管理者としては堅実だと思う。

systemctl stop httpd
.......
systemctl start httpd

2.WordPressの初回起動(セットアップ)

待ちに待ったWordPressの初回起動だ。ここまで来るのに結構掛かったと思う。ここからはブラウザでの設定になるので少し気を楽にしてやっていこう。

いよいよお出ましだ。ここまで来るのは人によっては長かったかもしれない。あともう少しだ。日本語版をインストールしているのでここからはすべて日本語で設定できるから楽だ。

ここでは、データベース名、ユーザー名、パスワード、データベースのホスト名、テーブル接頭辞の5つを設定するのだが、これはなんのことかというと、構築編②でmariadbを設定したはずだ。それを思い出そう。ブログのタイトルなどではないので勘違いせずに。

入力が終わったら、いよいよインストール(ややこしい)

サイトのタイトル、ユーザー名、パスワードを設定する。これが実際これからWordPressを触れていくうえで必要になるものだ。あとからでも変更は出来るので適当に(どうでもいいが強固なパスワードを考えていたらとんでもないのを入力する羽目になった……)

メールアドレスは自分の今使っているメールアドレスで十分。何も入れていないと次へ進めないので注意しよう。

さあ、ログインだ!

おめでとう、無事にWordPressをインストールできた。これにて構築編は終了となる。

少しだけ、脅かすことを書くと、次からが地獄の運用編となる。構築だけならだれでも出来る。ただ、ちゃんと運用できるようにするのは……。

コメント

タイトルとURLをコピーしました