自作パソコンを公開サーバにしてWordPressサイトを立ち上げた(構築編①)

サーバー構築記

自作パソコンでWebサーバを立ち上げて、WordPressサイトを公開するための手順を書いていく。

まずは筆者の環境を書いておく。

■自作パソコン スペック(2019年1月現在)
CPU:Intel Core i7-6950X
マザーボード:Asus Rampage V Edition 10
メモリ:Corsair Dominator Platinum DDR4-3000 128GB(16GB*8枚)
グラフィック:AMD Radeon RX560
ストレージ:Intel 750 U.2 SSD 400GB
電源:Corsair HM850i
ホストOS:Windows10 Home 64bit
ゲストOS:CentOS 7 64bit

■ネットワーク環境
ルータ:Yamaha RTX810
ネット回線1:CATV 100Mプラン(WordPressサイト用)
ネット回線2:Nuro 光 G2V(個人用)

今回の構築編①で、取り上げる項目は以下のとおりだ。

  1. ホストOS(Windows)上にVMWareを導入する
  2. VMWareでゲストOS(CentOS 7)を導入する

それでは、説明を始めていこう。

1.Windows上にVMWareを導入する
ホストOS上でゲストOSをインストールして動作させるためにはVMWare Workstation Playerが必要となる。

ダウンロードサイト(公式): https://www.vmware.com/jp/products/workstation-player/workstation-player-evaluation.html
※現在の最新版は15

インストールが終わり、VMWare Workstation Playerを起動する。「新規仮想マシンの作成」を選択する。

「仮想マシン名」は適当に決めて、「場所」で今回インストールするCentOS 7 のディスクイメージを選択する。あらかじめOSのディスクイメージはダウンロードしておくこと。

■CentOS 7 Minimal ISO
https://www.centos.org/download/
ISOファイルをダウンロードしたら適当なフォルダに保存する

仮想マシンの名前を決める。これも適当でよい。

ディスク容量の指定だが、これは結構重要。ただ、お試しで入れる場合は推奨される20GBでも問題ないだろう。

これで「完了」ボタンを押せば仮想マシンの準備ができるわけだが、「ハードウェアをカスタマイズ」で少し変更を加える。CPUコア数とメモリ容量はデフォルトのままだと少なすぎてパフォーマンスに影響が出るためだ。

私の場合はメモリ3GB、CPUは4コアとした。せめてこれくらいのスペックでないとあれこれやりたい場合に支障が出るであろう。もちろん、それが出来るだけのマシンで行う必要があるため、ベースとなるパソコンのコア数は8コア以上が望ましい。

作成が完了すると、自動でCentOS 7の起動画面が出てくる。仮想マシンの準備はこれで完了だ。

2.CentOSのインストール
続いて、CentOSのインストールに入る。

この最初の画面から何もしなくてもセットアップは自動で進む。せっかちな人はさっさとEnterキーを押して次へ進もう。

インストール時に使用する言語を選択するのだが、日本人なら素直に日本語を選んでおこう。

インストールの概要で様々な要素が自動で設定されていく、ここではソフトウェアの「インストールソース」だけが設定必要な項目なのでそれを選択する。

とはいっても仮想環境ですでにディスクの割り当てもできているのですぐに「完了」ボタンを押して先の画面に戻り、インストールの開始を選ぼう。

インストールが開始されると、あとは自動で進んでいくが完了するまでにROOTパスワードかユーザーの作成を選ぶ必要があるため、ここで設定してしまう。

ある程度難しいパスワードを設定しないと「強力」とは出ないのできちんと考えたものにするべきだ。

インストールおよび最低限の初期設定が完了した。さあ「再起動」だ。

再起動後、多少の処理がなされてログイン画面が出ればOK。これでCentOS 7のインストールは完了だ。

構築編②では、続いてCentOSの設定を解説していく。

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