2024/1/26追記。1/25〜3/31の間にHHKBシリーズを購入した方に抽選でAmazonギフトカードが当たるキャンペーンを実施している。詳しくは下記リンクおよびXのポストをご参照のこと。この「HHKB Professional HYBRID Type-S」も対象商品となっている。
今回は、HHKBのフラグシップモデルである「HHKB Professional HYBRID Type-S」を入手したのでレビューする。
概要
HHKB Professionalシリーズの中でも有線・無線接続の切り替えが可能な「HYBRID」モデルのうち、静電容量無接点方式「Type-S」キー構造を特徴としたハイエンドモデルだ。
カラーバリエーションは「墨」「白」「雪」と凝ったラインナップの中から今回は色合いがマットでどこに持って行っても渋い存在感を出してくれる「墨」をチョイスした。
また、配列については、日本語・英字・英字(無刻印)となっている。Professionalと銘打つだけあって熟練者も納得のいくラインナップだ。
接続方法についてはUSB-Cによる有線接続(ただしケーブルは付属しない)とBluetoothの無線接続ができる。
使用感
Type-Sの特徴である静電容量無接点方式のキータイプはとても軽快だ。無接点であるが故に底付きしないキータイプが可能なため、長時間の使用でも押し疲れしにくい。筆者自身はソッと打鍵するタイプなのでそれに合わせて打鍵音も静かなのは非常にありがたい。ただし強く叩くタイプの方にはそれなりに大きい音が出るので注意だ。
Bluetoothの無線接続時の打鍵の遅延についてはUSB-C接続時と何ら変わらない快適さとなっている。あくまで個人的な感触である。正確には測定していないが有線・無線で切り替えても違いを全く感じなかった。
ちなみに、ペアリング済みであればUSB-C接続時からケーブルを外すだけで無線接続に切り替わる。ここもケーブルレスや持ち運び時に嬉しい機能となっている。
省スペース化
横幅は13インチMacbook Airとほぼ同サイズで、奥行きも12センチと短い。これほど奥行きが少ないとデスクトップ環境よりもノートPC環境での作業性を向上させるのに一役買ってくれる。
実例を挙げると13インチのMacBook Airをそのまま使うより、モバイルモニタとこのキーボードを組み合わせたクラムシェル運用のほうがよりコンパクトにスペースを使う事が出来る。
外出時で限られたスペースで作業をしなくてはならない場合において、本製品を使うメリットは十分にある。
携帯性
本体は586g(単三乾電池2本含む)と比較的軽い部類だ。持ち歩く際には筆者はキーボードカバーおよびケースを使っている。その総重量は756gとなる。
キーボードケースは「HYBRID」シリーズだと前面の飛び出している部分(電池収納部)があるためサイズ的にマジックテープでの固定が少ししずらくなるが問題はない。
カバーは本製品にピッタリと合う。装着したまま上記ケースに収納が可能である。持ち運びする人にオススメだ。
互換性
WindowsおよびMacモードが裏面のディップスイッチで設定が可能だ。Macユーザーにありがちなキーマップの互換性がなく代替機能をソフトで補うなどといったことをせずとも済むのは非常にありがたい。
どうしてもという場合はHHKBキーマップ変更ツールを使うと細かくカスタムが出来る。その際はUSB-C接続してツールを実行すると下のように画面がでるのでキーマップを自由に変更しよう。
まとめ
まとめると以下の通り。
長所 ・とても高価だが後悔はさせない質感と打鍵感の良さ ・外出時やクラムシェル運用において抜群のパフォーマンスを発揮 ・キーマップカスタムやショートカット操作でとても快適なタイピング ・USB-CまたはBluetoothの両方で有線・無線接続が出来る ・Windows / Mac 両対応で安心して使える 短所 ・底付きの打鍵をする人だとキータイプ音がやや気になる ・テンキーを求める人には向かない(そもそも選ばないと思うが) ・変則キー配置に慣れていない人には辛い(以下略)
唯一とも言える短所としてあげた打鍵時に力強く打ち込むタイプの人に起こりやすい底付き音の問題については下の振動吸収マットを使う事をオススメする。
それ以外は選ぶ段階で平気な人が買うだろうから実質問題はない。販売価格を見て特に問題ないと思う方は買って後悔しない逸品。ぜひ実際に触ってみて感動に浸ってほしい。
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